事務局ブログ

2016.01.16

小山祐司の想い1


スエーデンと言う国のお話し
 スエーデンのトルドー町に70歳代のサムソン夫妻が住んでいます。御主人のノルディックさんは脳梗塞で半身不随さらには認知症で、奥さんのミレーネさんの介護は日々大変です。
 サムソン家の隣に50歳代のムース夫妻が住んでいます。ムース家のミント夫人はミレーネさんの介護のお手伝いをしたいとトルドー町に申請しました。役場の町民係がサムソン家を訪問し、ノルディックさんとミレーネさんの意志を確認し、ミント夫人の介護を承認し、介護期間中のミント夫人を国家公務員として認定しました。
 このお話しにどのようなご感想をお持ちですか? 

 スエーデンと言う国の社会的精神性の深さを知る思いがいたします。この事例には大きな施設や介護福祉士のような資格や制度は不要です。すでにあるサムソンさんの家と、ミレーネさんやミント夫人のやさしい気持ちがあれば、ノルディックさんの介護はできるのです。

 高齢者の日々の安心・安全な生活を、ご自宅と言う資産の中で、地元の職人のメンテナンスと近所人々のサポートで継続していく......『埼玉いえ・まち再生会議』の活動の基本は、スエーデンのこのお話しの中に見つけていきたいと思います。

*文中の町や住人の名前は仮称です。


写真:一人住まいのご婦人の介護(一般社団法人埼玉いえ・まち再生会議の活動事例)